病院案内 - 病院からのメッセージ

高度の知識と経験に基づいた的確な診断治療を提供いたします。

1923年に創立した野垣病院は、大腸肛門疾患における経験と実績を積んでまいりました。
大腸肛門という分野は症状や治療の見極めが非常に難しく、
高度の知識、多くの経験に裏づけられた医師の診断能力が厳しく問われます。
当院では、的確な診断治療を提供できるだけでなく、
腹部から腰まわりを含め、下肢すべての症状に的確なアドバイスを行っています。
少しでも気になる症状があれば、まず当院を受診されることをお勧めします。

院長 野垣 正樹

医療の考え方

  1. 医学や栄養学は常に書き換えられるものであるから、現在の治療法を盲信しない。
  2. 検査値だけに頼る、いわば負の食事療法だけではなく、身体そのものを頑強にする食のあり方も考えるべきである。(たんぱく質、ミネラル、酵素など)
  3. 良い診断は迷いから生じる。複雑微妙な病気の場合、即時に断定したがる医師は危険である。迷いを大切に細心の経過観察を行ってこそ、正確な診断が可能となる。

大腸・肛門科とは

大腸と肛門は一つの切り離せない器官です。大腸の病気が心配になった方は大腸の検査だけを受けて異常がないからといって安心はできません。肛門、直腸下部の診断は専門科的診察を受けなければ、かなりの場合、癌などの見落としがあるのです。また、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患なども肛門部付近から症状、変化が起こる場合も少なからずあります。

当院は長年にわたる大腸検査実施の経験実績から、いわば大腸肛門科として自らを位置付けしております。肛門からの出血があり、診察の結果、痔核(いぼ痔)が認められそこから出血しているからといって、大腸に何も無いという保証は全く無いのです。むしろそうした場合は大腸検査がなおざりにされるので余計危険です。したがって、心配な方は安易な方法で済ませずに、大腸の精密検査を受けておいた方がより安心できると思います。

肛門からの出血の場合、消化器科と肛門科で二重の診察を受けるのは無駄ですし、見落とし、あるいは再検査の対象になってしまいます。最初から「大腸肛門科」を受診されることをお勧めします。

肛門の診察は、欧米では患者側でも当たり前の事の様に受け入れていますが、日本では文化の違いもあり、診察に羞恥心や抵抗を覚える方もおられます。そういう方は、出血や下腹部痛などの症状がある場合は、必ず大腸検査だけを受け、異常がなければ、肛門診察をされるのが良いでしょう。同じ病院であれば、わざわざ別の肛門科をあらためて受診する必要もなく診察への抵抗感も少なくなります。

何科にかかったらよいか

一般に肛門部近辺の症状は何科にかかったら良いのか迷う場合も少なくありません。当院では、そうした悩みにも対処できるよう、下腹部、肛門近辺の各種症状を見極め、必要な場合には、泌尿器科など他の専門施設に掛かるようアドバイスする「ふるい分け科」的な役割も担っております。 迷った場合はまず受診をお薦め致します。

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肛門手術の注意点とは

痔瘻は放ってはいけない

長年にわたり放置した場合などやむを得ない場合を除き、痔核、裂肛(きれ痔)はまず排便などのコントロールで様子を見るのが基本です。ただ痔瘻だけは、急性期(強い痛みと腫れを伴う)はもちろん、いずれもすぐに手術しなければならない厄介な病気です。反復進行し経過が全く予測できない疾患で、放置すると難治性痔瘻となってしまい一回の手術で治るとは限らなくなります。また、解剖学的にも専門的な知識を必要としますので安易にどこでも手術できると言うような病気ではありません。

的確な診断治療

よく発達した内痔核は、生活に支障をきたしたり大出血を引き起こしますので、手術が必要になりますし、裂肛も繰り返すと肛門が狭くなり手術をしないと治らなくなります。それ以外にも肛門周囲の化膿性の疾患や、感染性の疾患もあり、それら多くの疾患の診断や程度問題の判定には、高度の知識、経験に裏付けられた医師の診断能力自体が問われます。

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